昨日のこと。
大井町駅のそばにある、JRの東京総合車両センターで行われた夏休みイベントに行ってきた。
「夏休みフェア」とあるだけに、本来は子供を想定としたイベントなのでしょう。
ところが来場者の多くは鉄道好きのそれっぽい感じの大人が半分以上を占めていた感じ。
(私自身も他人から見れば同じような感じに見られているのでしょうけどね・・・苦笑)
鉄道ブームと言われて久しいが、その流れはまだ続いているみたいだ。
でも、展示内容は子供向け、と言うよりは「大人の工場見学」と言ってもいい内容。
足回りをはずしジャッキアップされた修理中の車両や、部品の展示。
周りを見渡せば工具類が整然と並べられ、整理整頓が徹底された工場。
これらを見ているだけでも、日本の鉄道の安全・信頼性が高いのがうなずける。
中でも感動的だったのが実際の山手線の車両を使い、車体を吊り上げるデモンストレーション。
二人のクレーンオペレーターの息もぴったりで、アッと言う間に吊り上げ。
26トンもある車両がするすると移動し、移動用トラックのすぐ上に。
二人の地上作業員の指示で寸分違わぬ精度で載せかえ。
そして、今度は元の台車に戻す作業。
デモが終わり元の山手線の車両に戻ると、会場から自然と拍手が。
「凄い」とか「素晴らしい」という陳腐な言葉しか出てこない自分が情けない。
先日の日経朝刊にも連載されていたが、今また鉄道が見直されているようだ。
でも、その鉄道を支えてるのは昔も今もこういった人たちがいたからこそ。
日本は高速鉄道の輸出実績で海外勢に遅れをとっているようだが、これらの安全性をもっとアピール出来たら、と感じた一日だった。 |