今日の日経朝刊から。 ドイツの鉄道模型の老舗のメルクリンが経営再建を果たした。 英投資会社への身売りをするも経営状態は改善せず昨年の2月に破産手続きを申請していた。 メルクリンといえば・・・、 子供の頃、横浜高島屋の5階にあった模型売り場にメルクリンは置いてあった。 ドイツのメーカーなので欧州の鉄道車両の模型がずらり。 もちろん、みな見た事のない車両ばかり。 男の子の憧れがあのガラスケースの中にあった。 時代は変わり、趣味の世界が広がり鉄道模型もいつしかマイノリティに。 日本の模型メーカーも次々撤退。 老舗のメルクリンも例外ではなかった。 そのメルクリンを救ったのは、かつてメルクリンで楽しんだ破産管財人だった。 模型に理解が薄い英投資会社が高給で雇ったコンサルタントを解雇。 基本に立ち返り小売店や見本市を精力的に回って売り上げ増につなげた、と記事にあった。 先日、スチールパートナーがサッポロHD株を手放した、と報道があった。 お金の勘定だけで物事を判断しがちな昨今。 製造業に限らないけど、やはり現場を知らなければ。 スーツを着ているからって、偉いとは限らない。 |