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風天

風の吹くまま、気の向くまま

 
2011年12月01日

池上彰の「学問のススメ」を読んで

カテゴリー: 日記
日経ビジネスオンライン 池上彰の「学問のススメ」
マスコミが「政治報道」できなくなった理由、を読んで。

私はマスコミ関係者でも政治評論家でもないけど、この記事にはうなずく事が多かった。
確かに最近の政治報道を見聞きしていると「これって芸能ニュース!?」って感じる事が多い。
答弁で質問を聞き間違えた事だったり、質問者の名前を勘違いしたり、という本質は離れた細かい事をさも大げさに取り上げたり、政治家の奥さんの行動を「内助の功」とか言って追い回したり。
それって政治報道なの?って。
記事の中でも池上彰さんが「乗数効果」と「消費性向」の取り違えの例を挙げていたが、まさにそのとおりと感じた。

記事には書かれていなかったが、TVのワイドショーの政治報道にも疑問が。
司会者やコメンテーターと呼ばれる人々が個人の心情にまかせて好き勝手な事を言ったり、専門家でもないのにさも知っていたかのようなしたり顔でコメントしたり。
「あなた、この件についてどれだけ勉強してきたの?」と。

記事では若い政治記者の経験の無さや現場を離れたベテランの考え方の矛盾などを例に取り上げている。
わかりやすい例で、実に納得させられる話だ。
でも、これはマスコミだけの問題じゃないんじゃないか?、とも思えてきた。

日本でも失業率の高さが問題になっている。
その中でよく聞かれるのが「雇用のミスマッチ」という言葉。
企業は経験豊富ですぐにでも実践できる人材を望んでいる。
その反面、少しでも若い人材を欲しがる。
社員教育に時間もコストも賭けたくない。
でも、労働コストを下げる為に人件費の安い若い人を使いたい。
そんな人、スーパーマンでもない限り、若くて知識や経験が豊富な人はいない(と思う)。
それって、だだっこの無いものねだりじゃないのかな。

と、ここまで書いて、
人を批判する前に自分ももっと勉強しなきゃね。