acchan.com恋愛お見合い - 無料の婚活サイト  どなたもログインしてません  

風天

風の吹くまま、気の向くまま

 
2011年11月23日

立川談志師匠

カテゴリー: 日記
もうずいぶん昔の話。

とある落語会に行った。
お目当ては立川談志の噺。
時期はちょうど今頃の師走。
演目は期待通りの「芝浜」。
談志師匠の十八番だ。

当時の私はまだ世間知らずだった。
終演後の楽屋で出待ちを。
(今ではさすがにそんな無礼な事はしませんよ・・・苦笑)
そして出てきた談志師匠にサインのお願い。
お疲れのはずなのに師匠は快くサインに応じてくれて、こんな事を言ってくれた。
「俺のはなしは馬鹿にはわからないんだよ」と。
私は「ハイ!、ありがとうございます」と言っては見たものの、言葉の真意はよく理解していなかった。
あれからどれだけ経ったのだろうか。

NHKの9時のニュースで冒頭で取り上げた談志師匠、死去の報道。
その瞬間「あぁ、もう談志師匠の「芝浜」が聴けなくなるのか」と思った。
そして、ひとつの時代が終わったような気がした。

心よりご冥福をお祈りします。