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風天

風の吹くまま、気の向くまま

 
2008年09月21日

猫のはなし

カテゴリー: 日記
また、お隣の猫の話。

彼岸なのでお隣でも墓参りに行く事になったそうで。
親戚のクルマに、みんなを乗せているみたい。
「○○おばさんは足が悪いから後ろへ」とか
「○○さんは助手席がイイ」とか大きな声が聞こえてきた。
あまりに声が大きかったので、ついつい窓からのぞいてしまった。
傍らでは隣の猫がその様子を見ている。

座席が決まったのだろう。
扉を閉めて出発。
すると・・・、
今まで聴いた事の無いような大きな声で隣の猫が鳴きだした。
まるで「何処に行っちゃうの?」って言っているよう。
その声があまりに寂しく聞こえた。

普段、隣の猫を窓から呼ぶ事が無いが、今回は「もも!」と声をかけた。
それでも鳴くのに必死だったようで気付かない。
仕方なく大きな声で名前を呼ぶ。
やっと気がついたももは、私の顔を見て鳴くのを止めた。

普段、徒歩でしか外出しない飼い主がクルマで出かけるのは猫にとって一大事。
猫は好き勝手に生きているようだけど、やっぱり飼い主が心配なんだなぁ、と。

猫が情を持っている噺は落語では聴いた事があるが、実際に目にする事が出来てちょっといい気分になれた。