いつからか、瞼を閉じ瞑想するたびに赤黒い空に包まれ黒い海の中に独り立ち呆けている、そんな自分に会う。 何を伝えたいのだろうか。見当がつかない。 ただ、何かに満足している感じだった。 いつからか、心の奥深くから込み上げる暗い感情に支配されそうになる。 憎悪、嫉妬、殺意、復讐、肉欲、あらゆる悪意が内から染み渡り、外から包み込む。 不思議と嫌悪感がない。むしろ心地良い。どんどん侵食していく。 脳裏で何かが火花を散らす。恍惚に包まれ、我を忘れそうになる。 今日も戻ってこれた と言う人間である事に安堵する。 いつまで、人いられるだろうか。この世界にいていいのだろうか。 あぁ 為りたい 、 ではなく 、 ぶち壊したい。そう思ったら死ぬべきである だから俺は死ぬべきであろう。いつか支配される。 俺は抗えるだろうか。自分を見失わないだろうか。この世界に存在していいのであろうか。 安らぎはあるのかな。 それでも死にたくないな。幸せになりたい。 壊したい。 |