久しぶりに懐かしい映画を観賞。 (ネタバレしてるのでまだ観てない人は回れ右!) この映画の印象・・BGMなどでよく使われる軽快なサスペンス調のメロディ。 ヒロインの精神科女医の美しさ、ブラピの少々うざい演技。 これらを想い出しながら観ることにしてみた。 一応主演はブルース・ウィリスなんだけど。 ストーリーは細菌に覆われた地上で50億もの人類が死滅してしまう。 わずかに残った人間は深い地下で生きている。 そこで囚人の身のジェームズ(B・ウィリス)は細菌救済の博士たち により選ばれ、タイムマシンで過去に送られることに。 彼の目的は細菌が蔓延した原因の調査のためヒントとなるであろう 謎の「12モンキーズ」について調べること。 しかし妄想を抱く精神異常と疑われ病院送りに。 そこで精神科の女医(マデリーン・ストー)と患者(B・ピット)と出会う。 ブラピの鼻につく異常者ぶりは演技的にどうなんだ?と思うが この年のアカデミー賞の助演にノミネートされていたらしい。 前半はまったりして少し退屈してしまうがジェームズが女医と共に 12モンキーズの探索をする後半は目が離せず見入ってしまう。 この時代の音楽はいい!空気がうまい!と子供のようにはしゃぐウィリス。 それを怪訝そうに見つめるマデリーン。 最初は未来の危機を唱える妄想患者と思いながらも次第に彼の身の回り で起こる出来事により半信半疑ながら信じ、心までも傾いていく。 ここら辺の説得力はやや弱いがやっぱラブストーリーは必要だろう。 未来に盗聴されると思い自分の歯を抜いて血で真っ赤なジェームズ、 ラブホテルでヤクザな男に顔を殴られ鼻血まみれの女医、 二人一緒に血だらけな顔でバスを降りるとこはちょっと笑える(^^; 映画館に入りヒッチコック映画を観るシーンはサスペンスへのオマージュか。 「めまい」のシーンで年輪から過去を振り返る場面はこの映画とリンクしているようだ。 たしか「めまい」でもヒロインは髪型を変えてたような。 ラストは細菌犯人を取り逃がしウィルス蔓延を防げないわけだが、もし未然に 防げば人類は助かったわけでジェームズが過去に送られることもない。 すなわちこの物語自体が成り立たなくなる。 機内で細菌犯人の隣に座っていた救済保険のオバちゃん。 あれはあの未来にいたケバい女博士だったんだろうか。 ハッピーエンドじゃないが少し希望はもたしているように思える。 空港で倒れたジェームズにすがりつき悲しむヒロイン。 彼女が少年時代のジェームズを見つけ優しいまなざしを向ける最後が何とも言えない。。。 |