昨日は青森県の中心にデンと鎮座されております、
かの雪中行軍で有名?な八甲田山に紅葉を見に行って来ました。
軽装でも十分登れて気軽との話だったのですが、
予想以上のしっかりした登山となりもうした。
前日は5時間もテニスをしており、疲労が抜けていない
状況だったので、もう今は、足はバンビ状態です。
(本人はそんな可愛いものじゃないですけど(笑))
6時出発で、まず後輩の車をゴール地点の酸ヶ湯温泉駐車場
へと停め、自分の車で八甲田ロープウェイへ移動。
ロープウェイは早朝にも関わらずかなり混んでいましたが
窓際のベストポイントをキープして、中腹まで満開となった
一大紅葉のパノラマを満喫しました。
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山頂からは岩木山を一望しようと思いましたが、薄いガス
がかかっていたため、残念ながら拝む事ができません
でしたが、それでも晴れていたので素晴らしい景色でした。
ロープウェイからは30分で気軽に楽しめる散策コース
があり、ウッドデッキも完備しているので快適に
進みましたが、散策コースが終わって赤倉岳に向かう
コースに入った途端に様相が変わり、
登りの本格的な登山となりました。
高校時代に登山部をかじっていたので
登り方は知っていたのですが、前日のテニスの
後遺症で既に足が笑っており、かなりきつい
状況でしたが、久しぶりの登山に心は晴れ晴れして
いました。
何とか登頂した時には、残念ながら雲の中となり
パノラマを拝む事はできませんでしたが、
下からあがって来る雲は、宮崎駿の「天空の城ラピュタ」
を髣髴させ、高揚感を高めてくれました。
眼下遠くの中腹は晴れており、一瞬覗かせた景色は
スナップ写真のように私の脳裏に焼きつくほどの
美しさでした。
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大岳から非難小屋までの行程はハイマツと岩場の
荒涼とした風景が続きましたが、これも
登山部時代に何度も見た懐かしい景色で、
まさに「下界」(登山をしていると、日常が
違う世界に見えます)とは隔絶された絶景に
心が躍ります。
非難小屋でネイチャーコールのあと、
酸ヶ湯温泉まで湿原を抜けるルートになります。
高山植物は秋のため枯れた状態となっていますが、
これもまた「いとをかし」であります。
湿原を渡る風が心地よく、しばし足の痛みも
忘れました。
木の長い階段と低樹木のトンネルを下ると、
眼下には湿原の第パノラマが広がり、
表現不可能の絶景にただただ見とれました。
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湿原を抜けると、酸ヶ湯温泉への最後の急斜面です。
この付近の紅葉が最高潮で、酸ヶ湯の黒い屋根と
紅葉のコントラストが、鮮やかな色彩を脳裏に
焼き付けてくれました。この景色は京都にも
決して引けを取らないと思います。
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酸ヶ湯温泉は混浴ですが、内湯(男女専用)もあり、
実は泉質も多少違うようです。
また、有名?な混浴の「千人風呂」
(実際は100人入ればいっぱいでしょうが‥)
は、最近は女性は専用の服を着て入る事が
できるようです。私と後輩は日本男児として、
堂々とタオルで前を隠して入りました。
(どこが堂々と?ってきかれそうですが(笑))
風呂上りには、1階の食堂で、自然薯のトトロ飯
と酸ヶ湯蕎麦をほてった身体でいただき、
1200m地下からの湧き水でのどを潤しました。
その後、完成当初は日本一のアーチ橋であった
(今もそうなのかは不明なのでこう書きました)
城ヶ倉大橋からの絶好の紅葉を満喫し、
黒石の中野もみじ山に行きましたが、
もみじ山は11月上旬がピークのため、
まだ早かったので、2週間後にリベンジする
こととしました。
帰りは疲れと寝不足と渋滞のトリプルパンチ
で危うく居眠りし、違う世界に行きそうに
なりながらも腿をつねって乗り切り、
18時に帰宅した直後にどろどろの
靴と服を投げ出して眠りに付きました。
現在、午前2時半ですが、やっと起き出して
日課の日記を書いてます。
まだまだ、足がバンビで疲れが取れていませんので
寝ますが、久しぶりの登山と景色に心は高揚しています。
日本全国紅葉の絶景は多々ありますが、
青森県は広葉樹と針葉樹が混じりあい、
赤、黄、緑のコントラストが最高です。
しかも豊かな自然が残っています。
登山好き、紅葉好きの方は是非体験しに来て
ください。
さーて、来週は岩木山にでも行ってみるかなー(^^)
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