http://rocketnews24.com/2014/06/04/447865/
Facebook を使っている人は多いと思うが、たまに友達の投稿が多過ぎたりシェアし過ぎで、鬱陶しく感じたことがある人はいるだろう。しかしある最新研究で、そんな人達は「孤独を感じているから SNS で自分をさらけ出している」ことが明らかとなり、友達のためにも面倒くさがらずに相手をしてあげた方が良さそうである。
・孤独な人ほど Facebook で個人情報を公開
SNS と孤独感の関連性を研究したのは、豪チャールズ・スタート大学のイェスラム・アル=サガフ博士率いる研究チームだ。彼らが、Facebook で自分のページを一般公開している女性616人のタイムラインの書き込みを分析したところ、半数が “孤独な” グループ、残りは “寂しさを感じていない” グループに分類された。
そして孤独なグループのほとんどが、交際ステータスや好きな映画や本といった個人的な情報を公開し、なかには住所まで記載している人もいたのである。一方対するグループは、それほど詳しい個人情報を載せていなかった。
・寂しさを紛らわす行為が逆効果に
寂しい人ほど多くの個人情報を一般公開するのは、「共通の趣味を持つ他人が連絡を取りやすいように」との心理が働いてると博士は分析する。“誰かとつながることができるかも” と思うことで、孤独感に打ち勝とうとしているのである。
ところが、Facebook を通して人とコンタクトを取ることで瞬時の満足感は得られるものの、結果的には「取り残される不安感」が募り、さらに孤独感が増し鬱(うつ)の原因にもなり得るとのこと。
・Facebook に費やす時間が増えると幸福感が減少
そして他の研究チームが、被験者82人に2週間にわたり1日に5回、 Facebook 上で幸福感や友達付き合いについてのアンケートに答えてもらう実験を行った。すると同サイトに費やす時間が長くなればなるほど、彼らの幸福感と満足感が減少していくことが明らかになったである。
・しかし、欠点ばかりではない SNS
しかし Facebook や他 SNS の使用は欠点ばかりではない。例えば一人暮らしで孤独を感じやすい老齢者が、SNS を使い家族や友人とマメに連絡を取り、生活に活気を与えることは重要だという。
現代ではインターネットや SNS の使用を避けることは不可能である。よって使用頻度を適度に保ち、ネット上だけなく実際に友人と過ごす時間を持つよう心がければ、Facebook の使用は害にならないとの意見もある。
避けては通れない SNS との上手な付き合い方が、これからの大きな課題ではないだろうか。何事も “ほどほどに” が鍵であることは間違いないだろう。
参照元:Mail Online、The Daily Beast(英語) |
・お茶請けに
・ご飯のお供に
・酒の肴に
・夜のお供に