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Happy &You?

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2013-01-06

アゴラ・ブロゴスは「AKB48」である。

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あけましておめでとう!

さて、年末年始の音楽番組をいくつか見たが、もれなくAKB48が出演していた。
昨年のシングルは全てミリオンを突破し、CDの年間売り上げ上位5位を独占するなど、芸能界では圧倒的な強さを誇っているようだ。

キライな人も随分多いようだが、これはある意味芸能界で起きたイノベーションの1つだろう。
当初AKB48は全く人気が無かったというが、売れない状態で何十人ものアイドルを抱えていてはコストも尋常ではなかったはずで、売れるまで我慢できたプロデュース側も賞賛に値する。
これは赤字のベンチャーに出資を続けた結果、出資先が大ヒット商品を開発し上場益で大儲けした投資ファンドと良く似ている。

●「AKB商法」はビジネス的に正しい。
先日アゴラの記事でも「AKB商法」を擁護する記事があったが、売れたモノ勝ちのビジネスの感覚で考えれば、自分も非難する気にはなれない。
48人という従来の感覚からするとありえない大人数も戦略としては凄い(実際はもっと多いようだが)。
例えば一人のアイドルやアーティストに10万人のファンが付き、そのうちコアなファンである1割がCDを買えば1万枚の売上となる。
今の音楽業界で考えれば十分なヒットだが、この程度で世の中は全く動かない。
しかし、これが48人の塊となり、しかもCDのバージョン違いやオマケに握手券をつけてコアなファン層が1人3枚買えば売上は100万枚を超え、世の中は大きく動く(当然メンバー間での人気は大きな差があるはずなので、あくまで理屈の上での考え方として)。
ファンであってもお金を全く使わないライトな層は何をやってもお金を使わない。
現在はウェブ上に何でもころがっている時代だ。
そうであればお金を使うコアな層に絞って販売戦略を立てるならば握手券というのはある意味で最強のオマケだろう。
100人からそれぞれ1000円の売上をあげるより、10人から1万づつの売上を上げる方が効率が良い、という考え方はアイドル業界に限らず、「ファン」を相手に商売をやっている業界ではセオリーと言っていい戦略だ。
これを徹底して、なおかつ大規模に行ったのがAKB48という事になる。

●AKBにはじき出されるグラビアアイドルは「ビジネス」を体現している。
先日見たバラエティ番組では、とあるグラビアアイドルが「AKBのせいで仕事が激減した」と話していた。
TVなのでどこまで本当なのか分からないが、これはあながち冗談ともいえないだろう。
雑誌の表紙やグラビアはある意味で「枠」に限りがあり、そこに数十人のアイドルが割って入れば当然押し出されるアイドルもいるにちがいない。
AKB以外にも48を冠するグループは名古屋・大阪・博多と三つもあるようだ。
秋元康氏は乃木坂46という公式ライバル(?)まで自らプロデュースしたというのだからこの徹底ぶりには驚くばかりだ。
全員合わせれば300人近い人数となり、ここまで大量の人数が短期間で供給されれば完全に弾き出されるアイドルも多数いるだろう。
実はこれと似た状況にあるのがブロゴスやアゴラだ。
いずれも多数の書き手が記事を掲載し、政治・経済関連のウェブサイトとしては圧倒的な集客力を誇る。
中には全く読まれない記事もあれば、爆発的に読まれてツイッターやフェイスブックで拡散するものもある。

●アゴラ・ブロゴスの強さとは。
ウェブに接する時間は多くの人にとって限りがあり、ウェブサイトを運営する側はジャンルを問わずユーザーの時間を奪い合っている。
そのような中でアゴラ・ブロゴスは圧倒的な強さを誇る。
政治・経済関連の記事を読みたい人にとっては、どこかに面白いブログは無いかと探すまでも無く、アゴラ・ブロゴスにアクセスをすれば毎日のように大量の記事が更新される。
客が集まる所にはさらに集まるのがウェブの特性だ。
ツイッターやフェイスブックで偶然流れて来たアゴラやブロゴスの記事にアクセスをする。
それが面白ければ自身もツイート・イイネで拡散に協力し、他にも面白い記事があればその記事も読む。
結果としていくつも記事を読んでウェブにアクセスする時間の多くをこれらのサイトにつぎ込むことになる・・・という流れが両サイトとも現在完全に出来上がっている。
また、書き手同士の間でも意図しない連携プレイで相乗効果が生まれる事もある。
現在アゴラ・ブロゴス型の個人が発信する記事を束ねたウェブサイトは、ヤフーニュースの個人カテゴリやオールアバウト・ニュースディグなど、最近始まったものがいくつかある。
いずれもアゴラ・ブロゴスの書き手が多数参加しているが、複数の書き手が集まる事によるパワーを大手のサイトも無視出来なくなってきたという事だろう。

●今後はブロガー間で圧倒的な格差がつく。
この流れによって起きうる事は、こういったサイトに参加をしていないブログがどんどん不利になる事だ。
自分の周りでもブログを書いている経営者や自営業者は少なくないが、その多くが開店休業中だ。
理由は簡単でアクセス数が少なく、書いた所で何の効果も見込めないので、最終的には書く意味も気力も無くなるからだ。
ブログのアクセスが増えない理由は様々だろうが、大きな原因はアクセスを集める手段が無く、多くの読者にとってもアゴラやブロゴスのようなサイトで記事を読めればわざわざ他にブログを探す必要も理由も無いからだ。
このような状況はAKB48と、AKB48にはじき出されたグラビアアイドルの関係に良く似ている。
どこかが突出すれば他がワリを食う、という状況は業界内でも業種間でも競争の激しいビジネスでは珍しくない。
今後アイドルを目指す人にとってはAKB関連のグループに入る事が芸能界への一番の近道になるだろう。
それと同じようにブログでアクセスを集めたい人にはブロゴス・アゴラのようなサイトに参加出来るかどうかが大きな境目となる。
もちろん、AKBも上記のようなサイトも参加は簡単ではない。
また、SNS全盛の時代にあっても個人に限らずブログのアクセスアップは法人にも重要だ。
発信した情報が流れていってしまうツイッター・フェイスブックだけでは何も蓄積されない。
企業がブログで情報発信を行う事で記事を蓄積して多くのアクセスを集めれば広告費換算で数千万、数億のコストが削減できる他、ファンも獲得出来る。
他者・他社との差異が出しにくい業種、中々理解されにくいビジネスであれば、啓蒙しながらファンを獲得出来るかどうかはビジネスで明暗を分けるだろう。

AKB48の好き嫌いはそれぞれの趣味嗜好だが、AKBのような無茶苦茶なやり方を面白がれる感覚はあった方がきっとビジネスも上手く行くように思う。


2013-01-12

私が前進しているのである。

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https://twitter.com/masason/status/288641633187147776

2013-01-20

『女子会川柳』に見るOLの生きる道

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「腐っても 使えなくても 正社員」
こんなスパイシーな川柳を読んだのは、会社という荒波に揉まれているOLたち。
彼女たちの鋭い観察眼によって生みだされた作品をまとめたのが、『女子会川柳』(ポプラ社)である。
これは、フリーペーパー『シティリビング』の「シティOL川柳大賞」(1997年にスタート)に集まった6万5000句の中から、88作を厳選したもの。
『シティリビング』は企業に届けられる情報誌で、読者はほぼOLと呼ばれる女性たち。
編集部のデータによると、読者の平均年齢は34.5歳で、未婚者は61.5%。
読者の平均年齢はこの20年で10歳以上アップしたのだとか。
キャリアと年齢を重ね、いろんな立場を経験した読者が生みだす川柳は、世相が反映されているものが多く、現代OLが歩む道筋が見えてくる。
まずはOLを取り巻く状況の変化を詠った「入社時は 腰かけ今は 命がけ」「派遣社員 有能すぎると 立場無し」。
“腰かけOL”という言葉が生きていたのも遠い昔。
正規雇用といえどもいつリストラの対象になるかわからず、派遣社員に持ち場を獲られないか必死なのだ。
一方で女性が管理職になるケースも多く、「うちの部下 見ざる聞かざる 気が利かず」と“ヒラ”時代とは異なる新たな悩みに頭を抱える人も。
クスリと笑ってしまうのは、お局化する自分に対する悲哀を表した作品。
「十年目 部長が席まで 来てくれる」「きつくなる 目つき性格 腹まわり」。
仕事をしゃにむに頑張ってきた副産物として、望まずとも貫禄を手に入れてしまったOLたち。
しまいには、部長まで動かす“大物”に。
「ああならない 自信はあるが 自覚なし」とかつては上司や先輩に反発していたのに、今や同じ穴の狢になってしまった!?
同期がみな結婚退職もせずにお局化状態だと、「適齢期 感じなくなる このオフィス」となってしまう。
気がつけば「できちゃった 結婚でいいと 親が言う」ほどに、まったく男性の影がない生活に。
社内恋愛は望めないと積極的に出会いを求めても、好みの男性はすでに結婚していたり“当たり”にはなかなか出会えず、「やっぱりね 残りものには 訳がある」を実感するだけで、「合コンで 仲良くなるは 女子ばかり」。
それでも「お局の 電撃婚に 希望わく」と今日もせっせと定時に仕事を終わらせ、“いざ出陣”するのだろう。
OLの主な戦場であるオフィス内も問題は山積。
「『常識よ!』 言ってるあなたが 非常識」「『至急でね!』 頼んだおまえが なぜ帰る」。
いろんなタイプの人間が集まる会社という組織において、マイルールを貫き通す人にチクリ。
それに対して表立って噛みつくようではまだまだ青二才。
10年以上、オフィスで自分の居場所を守ってきたOLたちは、うまくやり過ごす処世術を身につけている。
それを表しているのが、こちらの作品。

「逆らわず ただうなずいて 従わず」。

仕事内容や会社の人間関係にまったく不満はない、と言う人は少ないだろう。
多くの人がなんらかのストレスを感じながら働いている。しかし、実はそのストレスこそがネタの宝庫。
心の中でひとり川柳を詠めば、状況を客観視でき、処世術が見つけられるかもしれない。
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