久々の日記です。 あれは25,26歳くらいの頃。 同い年で、超遊び人の知り合いがいた。若いのに妻子持ちで、仕事のやり手。欠点は、超が付くほど遊び人。名前はNさん。 当時、私は若気の至りで「超イケメンのモテ男」の彼がいた。 お決りのごとく泣かされて悩んでいた 知り合いを通じて知り合ったNさん。 話が合い、いいお友達となった。 Nさんに悩みなんかを聞いて貰っていたりしたのだった。 「ねぇ。聞きたいねんけど、そんなに女遊びしていてトラブルになったりせえへんの?」と素朴な疑問をぶつけて見た。 「なれへんよ。」「えっ?なんで?」 「俺、ちゃんと女の子にお金使ってるから。」 「そうなん?」 「よう遊び人の奴らがトラブル起こして女の子泣かしてるやろ?あれ俺から 言わせたら、ちゃんと女の子にお金使わんと自分勝手にやってるからや。 俺なんかお金ちゃんと使って女の子にいい思いさせてるから、他に女おる事バレても納得してくれる。それに女の子も、気ついてるけど知らんフリするのは、そう言う俺を理解してくれるからや。」 って言ってのけてた若干25歳(^_^;) そのNさんが、ちょこちょこ私に連絡を入れてきては食事に誘ってきてくれた。 彼との食事は、いつも料亭で個室を予約してくれていた。 私は「Nさん。毎回こんな大層な食事奢って貰って悪いわ。それに、私にお金使っても、なんの報酬もないで」というと 「何が大層やねん。こんなんいつもの事やから気ィ使うな。それにユミちゃんにそんなん求めてないから安心しいや。俺は、ユミちゃんと話してて面白いんや。遊んでる女とは全然違う感情が不思議やねん。」 って言ってくれてた(同い年やのに(^_^;)) それから何度も奢って貰っている内に、私がNさんに提案したのは、普通の若者の遊び。 「今日は、私が奢るわ。その代わりあんな高いとこは行かれへんで。安物のお店やけど普通の感覚を味あわせるから付いてきてな」 嫌がるNさんを安い居酒屋につれていってテーブルに座った。 Nさんは落ち着かない様子で、「俺こんなとこ初めてや。なんか騒がしいし・・。」と戸惑っていたNさんを尻目に、主導権を握って色んなものを注文していった。最初は、惑っていたNさんだったけど「ふぅん。普通の奴らはこんなとこで食事してるんか?まぁ。楽しいかな」って言いながら慣れて来た様子。 帰りの精算の時にカードを出そうとするNさんを払いのけ「今日は私が出すっていうたやん」って言いながら支払った私を見てNさんは、一寸嬉しそうに笑いながら「へんなやっちゃな」といっていた。 私は、「遊ぶ」と言えども仁義や誠意を持っているNさんの器に、理想の男性を重ねていたのでした。 Nさんは、彼の事で悩んでいた私に「別れるとかはユミちゃんの自由やけど、遊び人の俺からしてユミちゃんは一緒にいて面白い。それに可愛いから自信もっていいぞ」と言ってくれた。 それから、超イケメンのモテ男の彼と別れたのは言うまでもありません。 あれから十数年。Nさんはどうしてるんだろう 今も現役で遊んでいるのか 私が生まれ変わって男性になったのなら、結婚までは、Nさんのような遊び人になりたい。結婚後は奥様一筋~。なんちゃって(^○^) でも、現実にはNさんの奥さんや彼女には絶対になりたくないユミでした |