中1から高3までの6年間ずっと好きだった男の子A君 中学校では3年間隣のクラス。剣道部の主将で音楽(ロック)をしていた。3年間あまり喋る事もなく、このまま卒業かとセンチメンタルな気分になっていた矢先の出来事。 何と同じ高校の進学 このまま終わるかと思われた、私の淡い恋心が復活した その上、彼は、クラスが違うにも関わらず毎日「一緒にかえろうぜ」と言いながら私のクラスに迎えに来た ある日の朝、学校に行く支度をしていると母が「ユミちゃん男の子が迎えにきてるよ」・・・・まっ・まさか 門の外にはA君の姿 ひぇー 「わ・私、電車で学校いく・・」「ええから後に乗り!」といって自転車で来たA君 心配した母が「危ないから・・。大丈夫?」 彼「大丈夫ですよ。ちゃんと連れて行きますから」母「ユミちゃん。気つけてね。」って調子で学校へ そんなこんなで、夢のような憧れの彼と楽しい日々を過ごしていたのに、 いつのまにか彼は、別の女の子と仲良くなっていた でも、その後もずっと私に世話を焼いてくれていた優しいA君 高校を卒業して、短大生になって青春を謳歌していた頃の大阪地下街。 「相変わらず変わって無いなぁ!」の声に振り向くとバリバリのミュージシャン風になってサングラスを掛けていたA君の姿。 懐かしさのあまり駆け寄り、短い立ち話をして別れた。 其れが、彼にあった最後だった。 あれから数十年。時が流れた。 久々に地元の友達から連絡が入った。 中学校時代の仲間数人が集まった所にA君がいたらしい。 たまたま話題が私の事になったらしい。 その時A君が私の事を、「いい子だった。今どうしてる?会いたいなぁ。」って言ってたらしい。 数十年たった今でも、淡い恋心を抱いていた初恋の人からそんな風に言って貰えてすごく嬉しくって、忘れ掛けていた純粋な気持を取り戻せそうな 気分になり、感傷に浸っている今日この頃 ・・・とは言っても現実は、いつ扇風機が落ちてくるかとか 時計の電池を、交換しないといけないとか(時間間違えて遅刻しそうになった)と、しょうも無い現実に翻弄されている私です さぁ。明日も一日がんばるぞぉ PS.何であの時、他の女の子に取られたんだろう? |