隅田川の近くに、暮らして、早、2年。
以前は、社内試験や、仕事上必須の試験の、勉強のため、
よく、川沿いに出て、テキストを読んだりしていました。
また、嬉しい時、悲しい時、寂しい時、河をいつまでもボーと見ながら、
考え事をしたり・・・
良く晴れた、真昼の太陽がきらきらと反射している河、そこを通過する舟を見ていると、心がすっきりとします。
夜の、暗い河を見ていると、なんだか寂しくなります。
夏の夜更け、心がいっぱいいっぱいで、河風あたりに、川沿いに出て、ボーっと河を見ていた。暗い河を・・・
いい加減、夜中なので、帰ろうとした時に、近くにいた人達に、「一緒に花火しよう」って声を掛けられて。
いつもなら、知らない人なので、断って帰るのに。
何故か、素直に、なんの躊躇いもなく、一緒に、花火をしました。
まるで、学生のように・・・ビールをもらって飲みながら。
一人で抱えて、いきずまっていることを、話して、
私はとても疲れきっていて、でも、疲れていても、そんな顔、そんな心境
なかなか、人には見せられないよね。
辛くても、人には見せられないこともあるから。
だけど、仕事絡みとか、恋愛感情とかなんのしがらみも、利害関係もない人だからこそ、
こんな事を言ったら、変に思われるとか嫌われるとか、そんなことは何も考えなくてもいいから、辛いことをいろいろ話した。
「私、このままじゃ、会社に殺されてしまう・・・」
私に、声を掛けたのは、何だか見ていて、河に飛び込んでしまうんじゃないかと、思ったからって言われました。
もちろん、そんな気はなかったけれど、そんな風に見えたんだなって。
夏が過ぎ、冬になって、寒くなって、久しく、川沿いには行ってはいません。
その時に、知り合った方とは、今でも、ご近所さんのお友達として、たまにメールしたり、電話でお話をしたりします。
このような、サイトで知らない人とコミュニケーションをとったりするのに、隣の部屋に住んでいる人の顔も名前も知らないのが、当たり前の風潮の世で、
こうした、出会いがあるのは、下町ならではなのかしらと思いました。
寒くなってきたけれど、今度また、近いうちに、晴れた昼間に、隅田川を見に行ってこようと思います。
今度は、私のお守りにしている言葉を、心で念じながら
変化はチャンス |