日付は変わりましたが… 慰霊の日 子供の頃は戦争の話しを聞かされたり当時の写真が飾られて皆で見たりしましたが、私は怖くてきちんと見ることができませんでした でも高校生の時に出会ったおばあちゃんの話しを聞いて考え方が変わりました。 取材の為お家を訪ねて話しを聞いたのですが、びっくりするくらい明るいおばあちゃんなんです私達の為にご飯やお菓子をたくさん用意してくれて、ピアノを弾いてくれたり笑わせようと踊ってくれたり… でも戦争の話しを始めると凄く辛そうで、涙を流しながら話しを続けるんです今でも鮮明に思い出されるそうで、戦争の話しをするとしばらくは夢にでてきたりするんだそうです その話しを聞いただけで私は辛くて耳を塞ぎたくなったのですが、そのおばあちゃんは…二度と戦争はあって欲しくない今の子供達に自分と同じ辛い思いをさせたくないその為なら自分が辛くても話しをする、伝えていかなくていけないんだと強い思いを聞かせてくれました そして、自分は女学生の時に戦争が始まり青春なんてなかった…今の子供達は平和な世の中に生まれてきて幸せだよその幸せをずっと守って行かなければいけないんだとも教えてくれました おばあちゃんの話しを聞いて、ただ怖くて聞きたくないって思ってた自分が恥ずかしくなりました 学校に戻りおばあちゃんの取材を通して感じた事を作品にまとめたところ、たくさんの人に見てもらう事ができました。 その作品の最後のナレーションの台詞は『おばあちゃんの思いが、今私達に届いています』です この時期になるとテレビで特集がくまれたり、話しを聞く機会があったりすると思います。おばあちゃん達の話しを聞いてみてください…少しでも考えるきっかけになるように どうかたくさんの人達におばあちゃんの思いが届きますように… |