第17回 「女性との接し方で心がけたいこと」
前回のコラムでは、初デートで女性に好感を持ってもらうための身だしなみや服装について述べました。初デートで鼻毛が出ていてフラれることはあっても、鼻毛が原因で離婚する夫婦はいないように、交際が軌道に乗り、彼女と何でも話せるような関係になれば、外見はあまり重要でなくなります。自信を持って女性と対面するためにも、相手の女性に喜んでもらうためにも、最初のうちは特に意識して、オシャレに励んでくださいね。
ところで、「僕は外見はバッチリなんだけど、1回デートすると次がないんです」という男性はいませんか?ルックスに自信があっても、デリケートな女心を理解しなければ、女性との距離を縮めることは難しくなってしまいます。今回はそんな男性のために、女性との接し方について、お伝えしていきましょう。
【自分勝手な態度はNG】
女性との交際に慣れていない男性が、デートでやってしまいがちな失敗に、次のようなものがあります。

・遅刻してくる。
・待ち合わせの場所で自分から声をかけない。
・行き先を告げずに目的地に向かって歩きだす。
・女性の歩くスピードを考えずに、一人でどんどん歩く。
・ レストランやカフェで、自分が奥の席(上座)に座る。
・ シェアする料理なのに、自分の分だけ取ってどんどん食べる。
・女性が疲れているのになかなか帰そうとしない。
・きっちり割り勘。
やっている方には悪気がなくても、女性は男性にこういう態度をとられると、「なんて自分勝手な人なの?」「私のことを尊重してくれるなら、こんな行動は取らないはず・・・」と感じ、悲しくなってしまいます。
【基本はレディーファースト】
いくら女性に好感をもたれる服装(
前回のコラム参照)や、デートプラン(
前々回のコラム参照)を準備していても、当日の行動がこれでは、せっかくの努力が水の泡です。このような失敗を防ぐためには、デートではいつだって、レディーファーストの精神を心がけましょう。
例えば、次のようなことはできているでしょうか?
待ち合わせの場所では自分から歩み寄り、笑顔で話しかける。場所を変えるときは目的地を告げて、相手が乗り気なのを確認してから移動する。歩くときは女性のペースに合わせて、距離を開けすぎないよう注意する。レストランでは奥の席を譲り、ウエイターを呼ぶときは自分が手を挙げる。お会計は多く持つようにして、帰りは駅まで送ってあげる・・・。

ここまで読んで、「難しそうだなあ」と思ったあなた。レディーファーストがイメージしにくいなら、自分が白馬にまたがった優しい王子様になったつもりで、女性に接すると良いでしょう。王子様は自分の分だけコーヒーを注文したりしないし、「君の分、2685円ね」と言って、レジの前で手を出したりもしません。「すべての女性は、お姫さま」。そう考えることができれば、あなたも自然と取るべき行動がわかるはずです。
それでも抵抗があるというあなた。ちょっと考えてみてください。相手を楽しませることの大切さは、相手が男性でも同じことです。例えば、お世話になった先輩と会ったり、取引先の人を接待したりするとき、あなたはどんな点に注意しますか?きっと、時間を取ってくれた相手に失礼のないように、様々な点に気を配るはずです。
女性とのデートだって、それと同じなのです。デートをOKしてくれた相手に対する感謝の気持ちと、ちょっとした気遣い。その2つを心に置いておくことで、あなたの人としての魅力は一気に高まります。そして、恋が生まれる可能性も、格段にアップするのです。
A子 |
「末、オンラインで知り合った人と初デートだったんだ♪」
|
B子 |
「その様子だと、うまくいったみたいね」
|
A子 |
「うん。レストランで料理を取り分けてくれたり、駅まで送ってくれたり、気遣いのできる人だったの。そういうことって、実際できる人が少ないから、グッときちゃった♪」
|
B子 |
「その気持ち、わかるぅ。私も普段、会社で男性社員と同じように扱われているから、レディーファーストで接してくれる人って感動しちゃう。ところで彼、外見もカッコいいの?」
|
A子 |
「正直、外見は十人並みよ(笑)。でも、私を楽しませようとがんばる姿勢が嬉しかったし、一緒にいて安心できる感じなの。またデートに誘って欲しいな」
|
B子 |
「そう。良かったわね。彼から誘いやすいように、お礼メールを出しておいたら?」
|
A子 |
「うん。そうする。また進展があったら報告するね」
|

1968年生まれ
旅行業、外資系企業を経てフリーランスライターに。
数々のイタイ恋愛経験を積み重ねた結果、どうしたら幸せな結婚が
出来るかを独自で研究し、「出会いのバイブル」を出版。
現在は、夫と娘の三人で楽しく暮らす日々。

1973年生まれ
農業専門誌記者を経てフリーランスライターに。
結婚相談所、お見合い、カップリングパーティー、
婚活サイトなど、様々な出会い産業を取材。
坐右の銘は「愛し愛されて生きるのさ」by小沢健二。