『さあ/\/\/\身の処一寸たゞならん。先ず/\何かの処よう聞き分け。心に聞き分けば直ぐとそのまゝ何かの処も十分。これ思て何かの処もたんのうと、どういう事をも前生のいんねんとなる処、神四方正面で、世界の処四方正面に皆々映してある。そこを思てたんのうと定め。』(M22頃) |
『さあさよう聞き分け。大抵々々それ/\より理聞いても居るやろ。何程にさんげするといえども、何程の心尽すといえど、いんねんの理いが分からん。世上を見て、内々前生のいんねんよく聞き分け。身上を速やかなりて速やかならん。尽す心は間違うてはならん。世上を見て、それ/\のたんのうするよう。さあさ親々しいかり聞き分け。身の不足は貸してない。いんねん悪き者と言うばかりではいかん。一寸には運び難くい。世上を見よ。世界が鏡。どんないんねんもあろう。それを見て、たんのうの心定めて、成らねば成らんようの誠を定めて願うなら、いかな自由無いでない。』(M22頃) |
『さあ/\二三六一つ理、一時一つ処だん/\理。難しい事は言わん。どうせこうせとは言わん。身の内神のかしもの理分かる。前々定めるに定まらん。これはならん理。誠一つ理を見る。成る願の理聞き分け。自由自在足をとめ。これ聞け。自由自在誰彼とも誠より一つ理。所々にて一つの奮発もしようか、何の願分かる。どういう事も見にゃならん。一つ尋ね一つ理諭して置く。どういう事改める。何程理内に一つのこうがあれば、どういう事を定めて一つ尋ね心次第理。さあ/\一日なりともほんに成程。さあ/\十分先々道は、それ一つ理を以て尋ね出るよう。』(M22頃) |
『さあ/\尋ねる事情/\、一つ遠く事情、一つだん/\道を以て世界という。出越す事情先ず/\掛かり一つの処、一時というは一つ事情、一つを以て一つの理始め掛ける。事情理を以て大き事情又々事情、多く中一つの理の掛かり、どういう事掛かり、どんと分かり難ない処から、日々の事情月々年々の事情中に、うっとしいな。晴天の日もある。三つ一つ人間心という。これ又一つ、所々国々の事情、一つの事情諭し置いたる処、又々替わり/\一つの事情、いつ一つの理一つの理を見たなりの治まり。遠く身の障り、遠く身の障りどういう事であろと思う。切なみ障り事情急き立てる事、事情はどういう事であったな。心に見にゃ分からん。一つの治まりも見にゃ分からん。一度理を諭し置く。いかなる処精神難しい事精神事情とは言わん。尽せん。無理にどうせこうせ言わん。尽されるだけ尽せる理、内々の理に治まる。随分大層。心だけ尽す、成るだけ心を尽す、精神定め。尽す尽される、何か同し一つの理で受け取る。よう聞き分けてくれるよう。』(M22頃) |
『さあ/\いかなるも心得のため、さあ/\どういう事であろ。さあ/\実があれば実がある。どういう事もあろまい。さあ/\早く/\/\身の処分かろまい/\。尽すなれども、早く尽せども、痛む悩む処はどういう事という。何かの処身の悩む処、早く/\/\。今の事やない。案じる事は心一つは定め。一寸には行かん。案ぜる事は無いで。早く/\/\/\。古き道を、何かの処を思やんして。』(M22) |
『さあ/\身上理を尋ねる。皆これだん/\理、それ/\だん/\理を諭し置きたる。身の諭取りようなれど、聞く理を聞く。どうでもならん。救けにゃならん、救からにゃならん。日々の理であろ。どうでもならん、どうである、思えども、案じる理であろ。どうしてやろこうしてやろ、人間に説き聞かして、一つ理で身上鮮やか一つは、いんねん理を聞き分け。諭し置かねばならん。身上不足、これさえようなれば、成らん事情が、かりもの生まれ更わりの事情聞き分けて、前々さんげという。世上を見て早く聞き分けくれるよう。』(M22) |
『さあ/\/\/\それ/\あちら不足なという事、第一聞き分け台やで。どうせこうせいとは言わん。いかなる理前々運ぶ処十分受け取る。身上不足理を聞いて、だん/\長く、いつになったら大道いつになったら往還道、何う処にもあらせん。精神誠の心一つ天の理。危なき所通る。十分通り、天の理何程あれば大、心誠無ければどんな大道でも通れんいう処、一寸忘れられん。理受け取りある。何か睦まじいという。天の理自由自在。又々内々成程思案治まる。速やかなる処、急いで出るがよい。』(M22) |
『さあ/\もう尋ね一条の理いと、内々家内一つ大抵々々澄み切りて来てある処と、又一寸事情あると、これはどういうものと思う。よう聞き分け。聞かして置こと。水に譬えて、一寸なあと濁る色やなあと言うだけでは、そのまゝこせる飲めるものである。多く濁ると言うて、どうも飲む事出けんと。一寸濁るだけならよう飲めると言う。案じると言うと、一寸濁りの色や。この理をよう聞き分け。どんと濁りてはどうも飲む事出けん。どんな事もどんと心治め。先ず/\暫くの処、心治めてくれるようと。』(M22) |
『さあ/\何か事情尋ねる処、よく聞き分け。諭しよ。長らえ/\ての道すがら、あちらこちら一つの道跨がり、鮮やかの理に治まり、心一つの理によりて治まる。この理を一つ諭しよ。前々より聞かしてある。一代二代、さあ/\末代と。何かの処聞き分けて、日々の処通るよう。』(M22) |
『さあ/\/\身上一条尋ねる処、さあ/\/\/\いかなる処よう聞き分け。どゆ処分からん。ます/\/\処分かりてある。いかなるも聞き分け。身の処不足ある。いかなる処も僅か二人処、ます/\分かるであろ。行く/\理という事聞き分けるなら、たゞ僅かな人、先ず/\今の道、どうゆ思やんも要らん。身上あって一つの事情。よう聞き分けてくれにゃならん。さ、直き幾重の道も分かろまい。いかなる処聞き分けて、さあ/\ちょんと治まり事情あるであろ。身上あって一つの事情であろ。ようこれを諭してくれるよ。返やし/\して、諭してくれるよう。』(M22) |