ところで。 私無知なのですが 雨ってものは 雲以下にしか降りませんか? つまりカミナリ様とか 天使さんとか 傘に無縁? そういう描写をみたことないような どうだったけ、的な。 何故かっていうと 今25階の場所にいるのですが、 雨のシーンをここで みたことないような気がしたから。 曇り空が 案外色気をだしていることに、 気づいた。 |
自由に書いては 波が掬い 自由に描いては 波が被せ 瞼でも きっとおなじことなのに Visionが 変わる 子供の頃、 貝に耳をあてました。 なんだか 静かになって 無音でした。 でもあの時の気持ちは ひきこまれたままなんだと 思うんです。 |
エイキュウで変換したら 題字が出たのですが。 なぜエイキュウかというと、 AB とかいて エビチリというタイトルにしようと思ったから。 んで なぜエビチリではないかというと、 これから作るのは エビではなくトリをいれるから。 トリチリなのであり、 トリチガエなのである。 トリあえず、 あの朱色を頭に浮かべると、 エビチリって脳内変換されていたのである。 陰の主役はチリなわけで。 でももう、 ネギでもいいのかもしれない。 主人公の名前は ネジとかネギのほうが、 絶対面白くなりそうだからして、 否、 もう美味しい話で終わりにしよう。 オオイ、チリトリもってきて。 |
悪い夢をみた。 その、続きをみた。 これ以上はみたくなくて 起きた。 時間を確認して、 場所を確定して、 どうにも何か悪いバネが 頭の中に入っているような感覚。 オーロラは、 眠っている間、 ひたすら信じていたのかな それとも何も知らず信じず、 眠っていただけなのかな あんなに綺麗な寝息はたてられない、 だから 書くしかないのだと思う。 ボトルシップの中の海の原料は。 |
昨日の電車待ち 隣にたっていた男性の、 読んでいた本の栞が、 ハナマサのレシート。 (うをぉ) と内心思った。 |
青い、 青い、 粉が入ったラインカーで線を引いた、 テニスコート。 あれはクラクラする位、 気持ち悪かった。 サングラスも、 世の中の色が変わるから、 苦手だった。 置き去りにした、 ノートの四隅に、 嘘を書いて折り曲げる。 夏だったね、 そんな話を書きたい。 あと二ヶ月。 |
永劫、 なんてないかもしれない。 渇いてしょうがない。 水に濡れたらただ濃い灰色になるだけで。 すごくすごく、虚しいこと。 シャンパンゴールドのダイヤを持っていたこと。 でも、 いつの間にかどっかへ行っていたこと。 歩きながら、 どうやって歩けているのかつい考えてしまうこと。 幸せだったこと。 反芻すること。 愚かだったこと。 夏の予定のこと。 脚が、もう半透明。 泡になること。 |
気持ち悪い。 うごめく。 真っ白のヘッドフォンで 耳を塞ぐ。 機械の羽みたいに、 ギシギシとかみあわさって、その後は 堕ちるんだ。 簡単だよ、Zipperおろせばよかったんだ。 その先を考えたくなかった。 だって全部全部、 夏だったんだから。 わざと踏み外したんだ。 空模様がみたくて。 天気予報なんて、 あてにならないから。 |
息継ぎをしないでバタ足だ。 ひたすらプールの底をみながら、 泡も、木の葉も、白いラインも、ビートバンのカケラも、消毒の匂いも、喧噪も。 通り過ぎていく。 まだ呼吸しない。 まだ呼吸しない。 耳の奥が、シン、として きっと書ききるまで。 |