第13回 「初デートまでのメール交換で注意したいこと」
前回までのコラムでは、女性から返事をもらうためのコツなどを紹介してきました。今回からはそこから一歩進んで、定期的にメール交換をする相手が現れたときの注意点をお伝えしていきます。
いい感じでメール交換をする相手ができると、それまで薄曇りだった生活に太陽の光が差し込んだようなバラ色のワクワクした毎日に変わるものです。会社から戻るとすぐにパソコンの電源を立ち上げ、彼女からメールが来ているかどうか確かめる瞬間、ハートはドキドキと波打ちます。思春期の少年のようにトキメク自分に、ちょっと照れたりする人もいるかもしれません。
「やったー!彼女からまた返事が来た!今度こそ、デートまでこぎつけてみせるぞ!」
なんて、パソコンの前で小躍りしてしまう人もいるでしょう。

このチャンスを育てていくために、とても大切なことがあります。それは
自分の気持ちを盛り上げすぎないということです。中には、メールを交換する段階で、相手に恋をしてしまう人もいますが、それはキケンすぎます。会ってもいない相手に愛情たっぷりのメールを送られたら、女性は逃げ出したくなってしまうからです。
恋人気取りで、「今、何してるの?」なんてメールを送ったり、家の場所などの個人情報を聞くことはNG。もちろん、一日に何度もメールを送って、返事がこないと催促するようなストーカーチックなことも厳禁です。

【メールの書き方】
メールの書き方ですが、彼女がどんなに気さくなタイプでも、
いきなり呼び捨てやチャン付けで呼ぶのはやめておきましょう。敬語も崩さない方がいいといえます。また、絵文字ばかりで本文がどこにあるようかわからないメールや、深夜や真っ昼間など、「なぜ、この時間に?」と相手が思うような時間帯に送るメールも、避けてください。
ともかく、2人はまだ他人なのです。
大人としての常識あるメールを心がけながら、相手の人間性を探っていきましょう。そのメールに対して、「なんか、クールだね。チカはセブンさんに早く会いたいよ~(はあと)」なんてなれなれしいメールを送ってくる女性がいたら、それはサクラです!マジメにお相手を探している女性は、淡々としたメールのほうに安心感と好印象を持つものです。それを心得ておきましょう。
【写真交換】
写真の掲載がまだだった場合は、女性の方から「写真を交換しませんか?」と言われるかもしれません。そんなときは、「外見に自信がないので」とか、「会ってみてのお楽しみ」なんて言わずに、素直に応じましょう。
恋愛が目的である以上、いつかは会うことになる相手です。写真を送ったことでメールの交換が途絶えたとしても、それは仕方がありません。むしろそのほうが、写真交換をせずに会ってみて、メールが途絶えるよりもずっと、ダメージは少なくてすみます。
送る写真は、前にコラムで紹介したように、
清潔感のある一枚を選びましょう。サイトのシステム上、写真が添付できないときは、お互いに日時を決めて、プロフィール欄に写真を掲載する方法をとると良いでしょう。また、とくに「写真を交換して」と言われなくても、メール交換中の女性がプロフィールに写真を載せたときは、自分も載せるのがマナーです。もったいぶって掲載を渋っていると、女性は「潔くない人ね」と感じてしまいます。ここは男らしく、スムーズに女性の期待に応じましょう。
お互いの外見がわかると、親近感は一気にアップするものです。でも、まだまだがんばって
冷静さをキープしましょう。彼女には他に何人もメル友がいるかもしれません。大きすぎる期待はダメだったとき、立ち直れないほどのダメージをあなたに与えてしまいます。
すべては実際に会ってからの話です。
それまでは、「いい人だといいなあ」くらいの気持ちにとどめて、デートに誘うタイミングを探っていきましょう。
※次回ではデートの誘い方などについて紹介します。お楽しみに!
A子 |
「先月から、イイ感じでメール交換している人がいるの」
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B子 |
「へー。どんな人? 危ない人じゃない?」
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A子 |
「それがね、言葉の使い方もきれいだし、なれなれしくない感じが好感が持てるの。私の返事が遅くなっても、全然気にしていない様子だし。ちゃんとした社会人って感じ」
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B子 |
「そういう人って、いそうでいないのよね」
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A子 |
「うん。写真も交換したんだけど、誠実な感じだったの。だから、もしデートに誘われたら会ってみようと思ってるんだ」
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B子 |
「そう。楽しみね。進展があったらまた聞かせてね」
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1968年生まれ
旅行業、外資系企業を経てフリーランスライターに。
数々のイタイ恋愛経験を積み重ねた結果、どうしたら幸せな結婚が
出来るかを独自で研究し、「出会いのバイブル」を出版。
現在は、夫と娘の三人で楽しく暮らす日々。

1973年生まれ
農業専門誌記者を経てフリーランスライターに。
結婚相談所、お見合い、カップリングパーティー、
婚活サイトなど、様々な出会い産業を取材。
坐右の銘は「愛し愛されて生きるのさ」by小沢健二。