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運や縁はけっしてたったひとりでは意味のないこと。しかし、彼女へとたどりつくまでには、まったく予想すら出来ない日々一分一秒の無縁でさえもあるはずだったの人たちすらきっかけとなりました。
ただ何気なく訪れたありふれた出会い系の広告メール。
出会い系は瀇と、敬遠しながらも、他に気に止めたこのサイトでした。
どうせこんなのと思いながら、誰彼求める気もなく日々の生活仕事の愚痴や戯れ言を告げるだけのブログのつもりでした。いつのまにか、幾人かの心ある方々から親切に隣人のように言葉をかけてもらうようになり、希望すらなくいつでも退会できた自分に楽しさや温かさを与えていただき留まる時間が自動的に延長していきました。そのあいだにも見えないところで、僕の小指に絡まっていた赤い糸は、しだいにほぐれていき、その先の先の先へと素直に伸びて、やがて糸電話の糸のようにピンッ瀨と張っていました。
けっして近くの同じ空の下で暮らしてはいない彼女。なのにいつも心はすぐ側で寄り添っている事を感じるように。
不思議な体験でした。しかも、常識では不自然とも取られる未熟な時間なのに、とても自然に会う事が叶い、涙すらつたっていました。
この至福の瞬間にたどりつくまでには、みなさんとのやりとりに費やした全ての時間は絶対でした。
感謝に尽きます。
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2009年2月 T男さん
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