メール交換を始めてそろそろ1ヶ月。あなたは次のメールで彼女を初デートに誘うことにしました。女友だちから、「初デートは昼の方が安心」と聞いていたあなたは、ドキドキしながら「今度の土曜日、よろしければランチをご一緒しませんか?」というメールを送信。嬉しいことに2日後、「OKです。楽しみにしています」という返事が届きました。
さあ、いよいよ初デートです! 「メールでは盛り上がっていたんだから、デートもうまくいくはず」と、あなたの頭の中には色々な妄想が膨らんできます。その一方で、「イメージと違うと思われたらどうしよう…」なんて不安も湧きあがってくるかもしれません。
そんなあなたに、デートの前に知っておいて欲しいことがあります。それは、「がんばるポイントを間違えないで!」ということです。何度も言いますが、メール交換をしているとはいえ、彼女にとってあなたは見ず知らずの他人です。いきなり、個性を猛烈にアピールしたり、なれなれしい態度をとったりすれば、彼女は驚いてしまうでしょう。まずは、自分を知ってもらおうとするよりも、安心してもらうことが大切。初回のデートではその点に注意しましょう。
せっかく会えたのだから、仲良くなりたいという気持ちはわかります。でも、女性が誘いに応じてくれたからといって、「恋人になれるかも!?」と期待しすぎるのは危険です。ほとんどの場合、彼女たちは「一度会ってみようかな」という程度の気持ちでデートに応じています。その上で、1.大人の男性として常識があって、2.清潔感のある外見をしていて、3.自分への好意を持ってくれていることがわかる人と、「もう1回会ってみよう」となるのです。2人の関係が進展するかどうかは、その先の話です。
「そんなことを言われても、どうすればいいのかわからないよ」という人は、次のような点に注意しましょう。まず、デートの待ち合わせは女性が来やすい場所にすること、デートの店は事前に決めておくこと、デート代を支払うことなどは基本といえます。また、会話の途中で過去の恋人の話をしない、グチなどの暗い話題は避ける、相手の話をよく聞くことも、簡単そうでいて見落としがちなポイントといえるでしょう。
外見については、特別なオシャレをしたり、高い服を着たりする必要はありません。ただ、きちんと見えることを心がけましょう。できればシャツやジャケットなどパリッとした格好(とくに自分のファッションセンスに自信のない人は、カジュアルな服装はリスク大)が理想的です。鼻毛、口臭、長い爪、寝グセなどは問題外。また、セカンドバッグや手ぶらは女性に不人気ですから避けることをオススメします。それでも不安な人は、彼女のいる友だちや洋服屋さんの女性店員に相談するなどして、初デート用の服装一式を用意しておくのもいいかもしれません。
考えてみれば、身だしなみを整えることも段取りを決めておくことも、仕事では普通にできていることですよね。デートもこれと同じです。必要以上に緊張することはありません。女性があなたに求めているのは「ムードたっぷりの豪華デート」でも、「爆笑トーク」でもないのです。彼女たちが求めているのは「自分に対する気遣い」、ただそれだけ。あなたの誠意が伝われば、彼女はきっと次のデートもOKしてくれるでしょう。
あなたが過去に女性と接する機会が少なかった場合、これらのことを実行するのは簡単ではないかもしれません。これまでの軽い恋愛とは違うマジメな交際相手を探そうとした場合も、最初はうまくいかないでしょう。しかし、そこで諦めてはいけません。試行錯誤を重ねながら自分を成長させるうち、恋が成功する確率は着実にアップしていきます。
大切なのは、幸せな未来を信じる心。そして、そのために努力する姿勢です。その基本を忘れなければ、あなたが運命の人と出会うその日は、間違いなくやってくるのです。
8回連載の「メール交換術」は、これで終了です。いかがでしたか?
とても参考になるコラムだったと思います。今後も皆さんの役に立ちそうなものを企画中です。お楽しみに!